「父親と母親の違いは何だと思いますか?」PAPPAインタビュー#1前半 ヨナタン(36歳  スウェーデン)ジャーナリスト

ストックホルムで、フリーランスのジャーナリストとして仕事をしているヨナタンは、6歳と4歳になる娘の父親である。子供の歯磨きを済ませ、ベッドで絵本を読みながら二人を寝かしつけ疲れきった彼に話を聞いた。

ーあなたのお父さんとの思い出を聞かせてください。良い思い出、悪い思い出を聞かせてください。

僕のお父さんは、宣教師をしていました。

僕が、まだ幼かった頃、お父さんがライオンのかっこをして僕を追いかけていたとき、お父さんが、タンスの角に頭を打ったんだ。お父さんにとっては、災難だったけど、僕にとっては、お父さんと一緒に遊んだよい思い出として、それをいまでも覚えている。

悪い思い出といえば、お父さんが、保育園に僕を忘れて、1人残されたことがあった。僕は、嫌いな先生と2人、一緒に待たなければならず、僕は教室の端っこでずっと泣いていたのを覚えているよ。

©beat film

ーあなたが父親をやるうえで、自分の父親が影響していると思いますか?

もし、しているのであれば、理由を聞かせてください。

もちろん、していると思う。

僕のお父さんは、忙しくて、僕が何か話したいことがあっても、いつもいなかったので、しかたなくお母さんのとことにいかなければならなかった。

だから、ぼくは、自分の娘となるべく一緒にいて、いろいろな話を聞いてあげたい。

幸運にも、現在のスウェーデンでは、それができる。社会ができるかぎり、育児を支えるようにシステムが整っているから。

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ー父親と母親との違いは何だと思いますか?

僕は、なるべく父親と母親の違いを考えないようにしている。昔は、父が仕事をしてお金を稼いで、家族を支えていたかもしれないけれど、実際、僕の場合、奥さんのほうが僕よりお金を稼いでいるし、昔とは比べられない。父親と母親の仕事を分けるより、大事なことは何か、子供たちが何を望んでいるかを考えていきたい。

もちろん、母は、子供を産み、授乳するという、生物学的差異は、あるけれど、僕だって、小さい時から、哺乳瓶を使って娘と接していたから、そこは、平等であると思いたい。

 

/ 奥畑知佳

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